鋭、愛(小田)

こんにちは。脚本の小田春です。

久しぶりのぱる公にっき。何を書こう。

思いつかないから何も考えずに手を動かしてみます(いつものやつ)。



稽古期間はとても短くて、みんな大変な中とても頑張ってくれました。

私も頑張った。

久しぶりに役者をしたらやっぱり楽しくて、毎日心がざわざわしてました。

まだまだ、もっと、まだできる、こうすればもっと、って前へ前へ。


…我ながら、使いやすい役者だなと思います。

言うことよく聞くし。言われたことは忘れないし。セリフ覚え早いし。

こっそり売り込んでおきます。


メンバーと話していて気付いたのですが、私の芝居のベースにはダンスと歌があるみたいです。ダンスも歌も下手の横好きなんですけど。

ここはそっと歌おうとか、ここはがなったらウケるかな、とか考えるようにセリフを言ってるし、振付だと思ってるから何回やっても同じ姿勢、同じ足運びにできる。

みんなの芝居の仕方も教えてほしいです。気になります。



わ、芝居のことばかり喋っちゃった。脚本の話もしましょうね。

うーん。難しかったです。

正直、今回の脚本には自信があった。

あったからこそ妥協できなくて、それをメンバーに押し付けてしまった。

はるあさんに八つ当たりしてしまうこともあり、本当に申し訳なかったです。

でも、はるあさんは私のそんな気持ちを受け止めてくれて、よりよいものを作ろうとしてくれました。

今はこれが“私たち”の「Novelist」なんだと思えています。


私はね、嫌な奴なんですよ。

色んな人に性格や言葉を褒めて頂いて、本当に嬉しいんですけど、同時に心苦しい。

そんなに綺麗じゃないよって思うから。

「人に優しくしたい」というのが私の人生のテーマで、人間関係も脚本もそうなるように努めているのですが、やっぱり人の性格は簡単には変わらない。

どれだけ頑張って取り繕っていてもどこかでボロが出る。

嫌だなあと思います。


それでも、そうやって善くあろうとする姿勢は尊いものなんじゃないかな。どうかな。

今はそう思えている自分を大切にしようと思っています。

そんな私だからこそ、綺麗なあなたも汚いあなたも受け止めることができると思うし。


こういうこと考えているから「鋭い」なんて言われちゃうんだわ。

いいえ。鋭い、上等です。私はあなたのために心を研ぎ澄ませていたいもの。

柔らかく鋭く、優しく厳しく、愚かしく賢く、脆くしなやかに、いたい。

そんな願いを込めて、次を書きます。

またお会いできることを願って。小田春でした。

ぱる公ホームページ

ぱるてのん(田中晴愛)が 山口大学演劇サークル劇団笛の仲間と共に始めた演劇 通称ぱる公のホームページです。