陶酔(ぱるてのん)
こんにちは、みなさん。
ぱる公主宰、ぱるてのんこと田中晴愛です。
ぱる公Vol.3『Novelist』でも演出を
やらせていただきました。
ご覧いただいた方、
気にかけてくださった方、
本当にありがとうございました。
最後のにっきになります。
何を書いたらいいのでしょう。
難しいですね。ありのままでいきましょう。
一言で言うとそうですね
悔しかった
その要因はたくさんあるので省きますが
とにかく悔しかった。
それでも届く方には届いていて、素敵だ、よかった、といった声もいただくのです。
それについては目を瞑る気はありません。
事実ですから。ありがたく受け取ります。
嬉しいです。
でも、それすらも悔しいと思う。
私たちはまだまだ、だと思ってしまう。
珍しいですね、こんなことを思うなんて。
壁にぶち当たって乗り越えようとしている結果でしょうか。成長しているのでしょうか。
それとも悔しさバネに飛び上がっているのでしょうか。
不安や怖さと向き合う決心をつけただけの人間が、稽古に緩やかに入れるわけもなく、
毎日、不安に押しつぶされ、ざわざわとぐるりぐるりとどこかへ引きずり込まれる感覚と戦いながら作りました。
それでも届けたい。その一心で、まだまだって進もうって歩いてきました。
そんな制作過程でした。
一人一人が妥協なく、「愛」をもって不器用に誠実に向き合う創作場であるからこその衝突だってあった。そういうのも大切だと思います。それを言える環境を作るのも。
"愛は透明だ"という言葉が好きです。
透明で見えないけれど、透明だからこそ言葉や行動にとけこんで相手に伝わっていくのです。私たちの届ける演劇には透明な愛がありますか?
"すきとおったほんとうのたべもの"が少しでもあなたのものになりましたか?
春の紡ぐ、儚くも力強い柔しい言葉を
私たちでギュッと抱きしめ優しく渡せていたらなにより幸せです。
私たちは「愛」と総して、「1人1人をリスペクトする」ことでやりたいを叶える努力や、個人の信頼、信用を大切にしています。
ただ仲良しごっこがしたいわけではありません。本公演で仲良しごっこのように伝わってしまっていたのであれば次回から、そんなこと思わせない作品にしたい。
とても悲しかった。
悔しい。
悔しさをバネに。次はもっと高く飛んで、壁なんか飛び越えてしまいたい。不安や怖さから抜け出したい。そんな主宰でした。
脚本への愛は
音楽への愛は
演劇への愛は
メンバーへの愛は
自分自身への愛は
最後まで持っていましたか?
30分間を見届けてくださった皆様へ
いかがでしたでしょうか。
よかったもよくわからなかったもどちらもいただきました。それでいいと思うのです。芸術は。好みがあって、解釈の仕方があって、全ての人に同じように伝えるなんて難しい。よくわからないの中になんか綺麗なところがあったなとか、少し良さをみつけて楽しんでもらえるような、そんな作品になれるよう努力していきます。また、いらしてください。
30分間戦ってくれた皆へ
ありがとう。本当に。ありがとう。
不安定で、怖さと不安に負けそうな私で、それでも主宰に変わりはなくて演出に変わりはなくて。必死でした。それを察させてしまってごめんね。頼れる場ではなくて頼らせてあげる場にしちゃったよね。大丈夫。強くなった。1人で弱くても皆集まって強くなることも知った。次からは頼れる場になるはずなんだ。だからお願い。今回でぱる公を嫌にならないでくれたら嬉しい。愛しているよ。誰1人残さず。課題が終わらないよーとかでもいい、なんかあったら連絡しておいで。嬉しいから。またね。
本当に皆様、
ありがとうございました!
また次回、お会いできることを願って……
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